眼精疲労による不眠症、睡眠障害【名古屋中区の眼精疲労マッサージ整体】
現代社会で生きる日本人は不眠に悩まされている人がとても多いです。
前提として日本人は残業、長時間労働が多い傾向があり、その分だけ睡眠に当てる時間が必然的に少なくなるのは当たり前であり、日本人で毎日の睡眠時間が6時間未満という人は全体の約4割と言われています。
そのような状態が長期化することにより「日中の眠たさ」、「頭が冴えない感覚で集中力が続かない」、「眠ろうとするもなかなか寝付けない」などの睡眠の症状が出てきます。
睡眠負債という言葉があるように長期化してたまりにたまった睡眠負債は重大な身体の病気を引き起こす可能性があります。
眼精疲労の症状を持っている方の中には不眠症状を自覚している人もおり、不眠と眼精疲労は関係性があると言えます。
不眠の種類
不眠にもいろいろな種類があり、主にどの段階で障害が起きているかにおいて4段階に別れます。
入眠障害
熟眠障害
早期覚醒
中途覚醒
入眠障害
不眠症の入眠障害とは、なかなか寝付けない、眠るまでかなりの時間がかかる、寝つきが悪いなどの眠りに入る段階で何かしらの障害がある状態です。
入眠時に障害がありなかなか寝付けないと睡眠全体の時間が少なくなってしまうことによりしっかりと体を休めることができません。
寝つきが悪い状態が慢性化してくると「眠らなければいけない」という心理的なプレッシャーによってさらに眠れなくなる方もいます。
熟眠障害
しっかり寝たはずなのに全然疲れが取れない、眠った感じがあんまりしないという方は熟眠障害である可能性があります。
睡眠は通常レム睡眠とノンレム睡眠を波形のように繰り返して睡眠をとっています。
人間にとっての深い睡眠であり脳をしっかりと休息させるノンレム睡眠の質が熟眠障害の場合はよくない場合が多いです。
睡眠の質が悪い、ノンレム睡眠が浅くてしっかりとした休息を取れていないと寝ているのに眠った感じがしない、体が疲れていると感じてしまいます。
早期覚醒
起きようと思っている時間よりも早くに目が覚めてしまう、早朝に目が覚めてしまってそこからは眠ることができない、これらは早期覚醒による不眠症です。
一般的に2時間以上早く目が覚めてしまうことと定義されており、早起きとはまた別の症状です。
早期覚醒の場合は入眠は問題なく行えるのですが、早く目が覚めてしまうことにより全体の睡眠時間が現象してしまうことが問題です。
アルコールによる入眠を行った場合に、アルコールが分解されることで早期覚醒となる場合も多いです。
中途覚醒
寝ていたが途中で目が覚めてしまう、これは不眠症の中途覚醒の現象です。
睡眠は浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠が交互に切り替わりながら行われていますが何らかの原因でこのレム睡眠とノンレム睡眠の切り替えがうまくいかなかった場合に中途覚醒になります。
数時間で目が覚めてしまう、夜中に何度も目が覚めてしまうのは睡眠の切り替えが正常に行えていない中途覚醒の代表的な症状です。
不眠症とは自律神経の乱れによる不調
不眠症の主な原因は自律神経の乱れ、失調によるものです。
人間は自律神経の交感神経と副交感神経の2種類の自律神経により様々な身体の機能が調節されています。
睡眠時は自律神経の中の副交感神経が優位になることによって身体が入眠体制に入ります。
日中の活動は交感神経優位の状態に体がなっているのですが睡眠時は身体、精神共にリラックスモードへと入る必要性があります。
日常的なストレス、過剰労働などによって自律神経のバランス、切り替えが適切に行えないと入眠障害になります。
また自律神経の不調によって睡眠の質自体が低下するので、中途覚醒、熟眠障害へと繋がります。
眼精疲労と自律神経の関係
眼精疲労の状態は自律神経のバランスが崩れている、不調している可能性がとても高いです。
眼精疲労によって目のピントを調節する筋肉に負担がかかる行為は自律神経を交感神経優位の状態にしやすいです。
また目からの視覚情報は脳へと送られ後頭葉の視覚野で処理されます。
眼精疲労の場合はこの脳へと送られる情報量が多くなりすぎることにより脳に大きな負担がかかります。
この負担がストレスとなり身体、自律神経が緊張してしまい結果的に睡眠にも大きな影響を与えます。
不眠症でおこる眼精疲労の症状
目のピント調節機能が低下する
長時間のパソコン作業、スマホ、デスクワークなどは目の毛様体筋のピント調節機能に負荷がかかります。
睡眠不足、不眠症によって調節機能が低下する、近視の状況になりやすいとされています。
視界がぼんやりする、目のピントが合わせづらい、目の重だるさ、痛みを感じるなどの症状を感じやすいです。
目からの情報伝達速度が低下する
睡眠不足、不眠症によって視神経から脳の視覚野への情報の伝達スピードが低下する傾向があります。
網膜からの情報速度が遅くなることで認識のスピードが低下、はっきりとした視界にならない、ぼんやりと視界になりやすいです。
ブルーライトも不眠に繋がる恐れあり
一般的に眼精疲労や目疲れに影響があるとされているブルーライトですが、不眠症にも大きく関係します。
ブルーライトは通常の光よりも自律神経を交感神経優位の状態にしやすい光です。
ブルーライトは他の光に比べて収束性が悪く、散乱して私たちの目に届きます。
この散乱してしまう特徴によりチカチカしたり、眩しさを感じる場合が多いですが、無意識でも目や脳、自律神経へのストレスになっている場合があります。
また波長から判断してもとても強い光の種類であると言えるので長時間ブルーライトを浴びる環境下にいることは身体にストレスをかけ、自律神経のバランスを崩し、不眠症になる確率をあげてしまいます。
特に現代社会で生きる我々は寝る直前にスマホやテレビなどを見ている場合がとても多いです。
入眠時には身体をリラックスさせる、交感神経優位の状態にしなければいけない中で電子機器からのブルーライトを浴びてしまうと交感神経優位な状態となり入眠障害になりやすいです。
ブルーライトはメラトニンの分泌を抑制させ不眠に繋がる
ブルーライトの過剰摂取は脳の松果体という場所から分泌されるメラトニンの分泌を抑制してしまう可能性があります。
メラトニンはホルモンの一種であり、人間の生体リズム、覚醒と休息のバランスを調節しています。
生物にとっての覚醒と休息の主である睡眠に与える影響は大きく「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。
朝起きる、覚醒する場合はこのメラトニンの分泌が抑制されて交感神経が刺激され活動的な状態へと身体が移行します。
しかし、入眠時にブルーライトによってメラトニンの分泌が抑制されてしまうと交感神経が優位な状態になりやすく睡眠に悪影響を与えてしまう可能性があります。
ブルーライトの他にも朝日などの強い光によってもメラトニンの分泌は抑制するので、寝る直前に眩しい光、強い光を浴びることは睡眠に悪影響を与え不眠症へと繋がります。
⬇︎ブルーライトが眼精疲労に与える影響と改善方法
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